エンジニアに限らず昨今のCMや電車内の広告でも、ハイキャリアへの転職であるとかキャリアアップ転職を促す広告が増えてきました。
終身雇用制が崩壊しつつある現代日本では、この傾向はますます進むことでしょう。

新卒採用で入社してエンジニアの基礎を叩き込まれて育てられていく、こういった考え方や潮流は典型的な日本企業にありがちな光景です。
ですが、キャリアアップ転職というキーワードがクローズアップされるといことは、一人前になった後により良い条件の他社に移ってしまいというタイムリーな現代社会の流れを反映していると言えるのです。
はたまた、あまり昇給しない会社に嫌気がさして辞めていく人もいるかもしれませんが、いずれにしてもキャリアアップ転職というのは多くの人が選んでいく当たり前の時代になったのかもしれません。

ですが、キャリアアップ転職をするという上では、単に就職活動をすれば良いのではありません。
年齢が上にいってしまっているというハンディキャップを超えるような事務経験の有意さをアピールしなければなりません。
逆に考えれば、同業での豊富な経験や大企業で多くの部下を率いてきた経験は、ベンチャーや小さな企業では好意的に受け取られる場合が多くあります。
そのためには、まずはこれまでの経歴と成し遂げたプロジェクトなどを洗いざらいまとめてみるのが良いでしょう。
そして、面接官に自信を持って自己アピールできるようにストーリーとしてまとめて、実力のあるエンジニアであることを伝えていくのです。